家入 一真

CAMPFIRE代表、BASE共同創業者、NOW代表、ペパボ創業者。エンジェル投資100社ほど、趣味はアート蒐集。現代の駆け込み寺「リバ邸」立ち上げなど。心の領域、地域経済に関心あります 以前のブログ https://ieiri.net/blog

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CAMPFIRE代表、BASE共同創業者、NOW代表、ペパボ創業者。エンジェル投資100社ほど、趣味はアート蒐集。現代の駆け込み寺「リバ邸」立ち上げなど。心の領域、地域経済に関心あります 以前のブログ https://ieiri.net/blog

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  • 家入一真の頭の中

    家入一真が不定期に書くポエムやコラムです。

  • こんな僕でも社長になれた

    2007年出版「こんな僕でも社長になれた」全文公開です。 貧乏、イジメ、登校拒否、ひきこもり、両親の離婚、月収6万で新聞配達・・・それでも人生は変えられる!ユーザー50万人を擁する革命的レンタルサーバー「ロリポップ!」を開発、今や年商13億まで登りつめた、paperboy&co社長・家入一真のサクセスストーリー。今話題の「ナナロク世代」の風雲児が、人生のカベに悩むすべての人々へ、勇気と感動、そして成功のヒントを捧げます。

  • 家入一真 著作 全文公開

    家入一真の過去の著作を全文公開していきます。まずは「さよならインターネット」から。今後他の本も公開していきます。

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    新装版 こんな僕でも社長になれた

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    なめらかなお金がめぐる社会。あるいは、なぜあなたは小さな経済圏で生きるべきなのか、ということ。

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    さよならインターネット まもなく消えるその「輪郭」について (中公新書ラクレ)

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想い出はモノクローム

電話が鳴るのは、いつだって、突然だ。11時19分だとか、3時53分だとか、全くもって切りの良くない時間に、脈絡もなく、こちらの都合などお構いなしに、突然けたたましく鳴り響く、当たり前のことだけど、僕はそれをとても暴力的に感じる。電話は苦手だ。大抵の場合、僕は着信を告げるスマホの画面をただただボーッと眺めて、留守番電話に切り替わるのを待つ。そう、いつもなら。 そんな僕なのに、つい出てしまう電話、というものがある。あり得ない時間に、あり得ない相手からかかって来る電話だ。そんな電

    • カラフルな世界を目指して

      この記事は2021年CAMPFIRE Advent Calendarの記事です。初日!昨年はこんな記事を書きました。 改めまして、こんにちは。CAMPFIREで代表をしている家入(@hbkr)です。カニエ・ウェストが ye に改名したので僕も ie にしようと思っています。やばい、後少しで今日が終わる。何を書こう…そうだ。 交換とはなにか突然ですが、実話かどうかは不明ですが僕の好きな話があります。大阪のある町で、50円玉を50円で売っている、路上生活をされてる方のお話。「

      • 2020振り返りと2021これから(と、おすすめの5冊)

        あけましておめでとうございます。 毎年、CAMPFIREとして1年のテーマを掲げることにしていまして、昨年2020年のテーマは「選択と集中」でした。2020年以前に立ち上げた様々な新規事業や、買収により増えた事業を整理し、経営資源を集中させ筋肉質な組織にすることが目的でした。そして、その目標はほぼほぼ達せられたと思います。 両利きの経営にもあるように、「探索と深化」といった両利きでの経営を心がけていますが、私たちのようにまだまだ組織も資金も小さなベンチャーでは両方を同時に

        • 個をエンパワーするプロダクトとその思想

          この記事は2020年CAMPFIRE Advent Calendarの25日目の記事です。ラスト。 こんにちは。CAMPFIREで代表をしている家入(@hbkr)です。最近はめっきりプロダクトの話をしてなかったなと思い、こうしてアドベントカレンダーを書くことにしました。長らく文章を書くことをサボっていたために、構成も文章も荒いですが、読んでいただけましたら幸いです。 プロダクトで思想を伝える今でこそすっかりコードを書かなくなってしまいましたが、僕は元々デザイナー上がりのエ

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          コロナによる不安のなか、子育てで悩まれている方へ

          起業家のメンタルヘルスについて、この数年、課題意識を持って声を上げてきましたが、コロナにより繋がりが分断され、不安な中でこれからの生き方や働き方を自らの意思で決め、選び取っていかねばならない「誰もが起業家たりうる時代」に、すべての方にオンラインカウンセリングが必要であると、改めて強く感じます。長期化も予想されるこの状況の中で、cotreeとして以下のような取り組みを立ち上げました。 cotreeが今回始めたメンタルサポートプログラムにおいて、コロナによる不安の中で子育てをさ

          「ここにいてよかった」と思える場所を目指して

          新型肺炎の感染拡大に関して、日本国内において完全に潮目が変わったと認識し、急遽マネジャー陣で今後の対策について議論の上、方針を決定し、全社方針として以下のリリースを出しました。 スタッフ及びそのご家族、ステークホルダーの皆様の安全確保のため、また、周囲への感染拡大防止のため、皆様のご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。 ……なんて、固い感じの書き出しでしたが、「会社とはどんな場所であるべきか」「CAMPFIREとしてどうありたいか」をこのタイミングで改めて文章にし

          すべての別れは一時的なもの

          会社経営、採用やスタートアップ投資、コミュニティづくりなんかをやってると、たくさんの出会いや別れ、タイミングによる縁の無さなどを日々実感する訳だけど、僕は人との付き合いを短期的に考えてないので、別れ自体に対してそんなに悲観的ではない(死別は抜きにして)。5年10年、20年といったスパンでまた再開したり、共に仕事をしたりといったことは、全くもってある。これは歳を重ねて、わかってきたことでもある。 一期一会だとか、繋がりを大事にしようだとか、そういう話では無くて。むしろ、そうや

          one of them.

          “自分”という人間を一つのものとして考えるから、自分探しや自己実現なんてものを追い求めてしまう。見せ方なんて気にしてしまう。何者でもない自分、なんて現実を受け入れられず目を背けようとする。”本当の自分”なんて幻想で、あるのは自分という人間の生きてきた時間と状況の変化の積み重ねだけ。 “自分らしさ”みたいなものを内側から描こう描こうとするから、自意識や承認欲求ばかりが肥大化して、破裂しそうになる。逆に、他者のために何が出来るか、今いる居場所で何が出来るか、など自分の”外側”を

          こんな僕でも社長になれた - #全文公開 にあたって

          貧乏、イジメ、登校拒否、ひきこもり、両親の離婚、月収6万で新聞配達・・・それでも人生は変えられる!ユーザー50万人を擁する革命的レンタルサーバー「ロリポップ!」を開発、今や年商13億まで登りつめた、paperboy&co社長・家入一真のサクセスストーリー。今話題の「ナナロク世代」の風雲児が、人生のカベに悩むすべての人々へ、勇気と感動、そして成功のヒントを捧げます。  お待たせしました。一番最初に出した書籍、「こんな僕でも社長になれた」の全文公開です。2007年なのでもう12

          こんな僕でも社長になれた - 新装版にあたって

           こんにちは、家入です。  この本を出したのが二〇〇七年。paperboy&co.を立ち上げて五年後のことでした。そして再出版にあたり、この後書きを書いている今が、二〇一二年。  そうか、もう最初の起業からちょうど十年たったんだ。  二〇〇七年にたちもどって後書きを書くというのは、タイムマシンで過去に行ったようで何だか不思議な気持ちです。  あれから更にまた色々やらかすよ、お前は。  僕は当時の僕に、そう、こっそり教えてあげたい。  そう。この本を出した後にもまた、色々と

          こんな僕でも社長になれた - 解説 佐々木俊尚

           家入さんとのつきあいはもう六年以上になる。最初は酒も飲めない控えめなオタク青年という外見だったのが、今ではすっかりイケメン化し、夜の六本木西麻布界隈を騒がせる「遊び人」風になった。しかしそういう外見の変化とは裏腹に、彼の心の中にある繊細さと誠実さは、驚くほどにずっと変わっていない。  最初に会ったのは、二〇〇六年六月七日午後のことである。なぜそこまで日にちを正確に覚えているのかと言えば、取材メモが手もとに残っているからだ。だいぶ前に休刊してしまった小学館の青年誌『サブラ』

          こんな僕でも社長になれた - エピローグ

           ナウでヤングなレンタルサーバー、ロリポップ!のサービスを開始して以来、早いもので五年の月日が経った。  考えてみると、開業当時、まだこの世に生まれていなかった息子は今や四歳。新たに三歳年下となる妹が誕生し、僕達は四人家族になった。アキコさんは相変わらず恐……優しくて美しく、しなやかだ。親戚も友達もいない東京という地にやってきて、一時はどうなることかと思われたものの、今では水を得た魚のように、日々、活き活きと都会暮らしを楽しんでいる。  福岡の父さんと母さん、妹弟たちも、

          こんな僕でも社長になれた - 第六章 成功、そして未来へ

          突然届いた買収話 当時の、ペパボで働く社員の平均年齢は二十五歳前後。スタッフが若いことは、こういう業界では特に珍しいわけでもなく、新しい技術を逐一取り込める柔軟性、という意味では、必然といえるかもしれない。ただそんな、僕を含めた若い技術者たちは、どうしても経験値が絶対的に低い。学校に通ったり、技術書を読んだりするだけでは、ケースバイケースの不慮の事態への対応は学べない。そこはただ、場数を踏んでいくほかない。  そういう意味でも今回、ロリポップ!始動以来、初めて訪れたでかいピン

          こんな僕でも社長になれた - 第五章 ペパボ黎明期

          起業を決意 十月下旬。  その日僕は、薬院の住宅街の中にひっそりと佇む小洒落た料理屋に、アキコさんを連れだした。  彼女の長く苦しいつわりはようやく落ち着いて、おなかも少しずつ目立ち始めていた頃だった。その店の名物は鶏料理で、入り口の暖簾には大きく「鳥すき」の文字。 「今日、これ食べよう」  僕が言うと、彼女は、 「おぉ、豪勢だねえ」  と言って目を輝かせた。  アルコールの飲めない僕と彼女は、コーラとオレンジジュースで乾杯をして、それからしばらく、他愛のない話を交わした。

          こんな僕でも社長になれた - 第四章 起業前夜

          父さんの事故 二年目の受験にも失敗(大きな意味で)。  自分でまいた種とは言え、僕は途方に暮れていた。もう一年浪人して、来年こそ合格を……いや、試験会場を目指すべきか。それとも、縁がなかったと割り切って、このまま就職するべきか。  箱崎に戻ってからというもの、僕は悩みに悩んだ。これからどうしよう。考えても、考えても、一向に結論を見出せないまま、ただ時間ばかりが過ぎていった。誰々がどこの大学に受かったらしい、誰々は受からなかったらしい。そんな話が嫌でも耳に入るから、予備校にも行

          こんな僕でも社長になれた - 第三章 長いトンネル

          大学に行きたい そんなこんなで、絵を描き、詩を書くだけの気ままな生活は相変わらず続いていた。……と言っても、十八にもなって働かない、両親の脛(すね)をかじり続ける堕落した生活には、僕自身、いい加減に嫌気が差していた。 (働かなくちゃ……)  そんな思いは日増しに大きくなっていくのに、相変わらず外に出るのも、人と話をするのも嫌だった。 (このまま一生、誰とも会わずに家の中で絵を描いていられたらいいのに……)  いつからか僕はそんな風に思うようになっていた。    そんな、ある日