「ここにいてよかった」と思える場所を目指して
新型肺炎の感染拡大に関して、日本国内において完全に潮目が変わったと認識し、急遽マネジャー陣で今後の対策について議論の上、方針を決定し、全社方針として以下のリリースを出しました。
スタッフ及びそのご家族、ステークホルダーの皆様の安全確保のため、また、周囲への感染拡大防止のため、皆様のご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。
……なんて、固い感じの書き出しでしたが、「会社とはどんな場所であるべきか」「CAMPFIREとしてどうありたいか」をこのタイミングで改めて文章にしておきたいと思い、数年前に書いた新入社員向けの社内エントリーに手を加えて投稿します。
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CAMPFIREの仲間がいつの間にか120人を超えていました。数年前は3人だったのに、あっという間でした。
仲間が増えるということは、とても、嬉しいことです。会社を立ち上げ、経営する醍醐味といってもいいでしょう。自分1人じゃ決して出来なかったことが、みんなの力で少しずつ出来るようになる。表現の幅が広がっていく。子供の頃にみたクレイアニメのように、仲間が1人増えるたび、その色が混じりあい、組織全体の色もまた変わっていく。そんな感覚です。
それと同時に、気が引き締まる瞬間でもあります。会社とは、一人ひとりにとって、人生の中でかなりの時間を占める場所です。そのご家族も含めると、与える影響も少なくないでしょう。経営者として、日々責任を感じます。
語弊を恐れずにいうと、僕は会社とは「働く仲間のためにある」と本気で思っています。僕らは「小さな火を灯す」という標語を掲げて、クラウドファンディング事業を行っています。そのためにはまず、僕ら自身が小さな火を灯し続けなければならない。小さな火を灯し続けられる会社でなければならない。
生きてるといろんなことがあります。仕事でもプライベートでも、時には理不尽な目にあい、人生が辛くなってしまうことは多々あります。小さな火が消えそうになってしまう、そんな時、「ああ、ここにいてよかった」と思ってもらえる居場所でありたい。そういう居場所を作ることが出来て初めて、僕らのミッションである「世界中の誰しもが声をあげられる世界を作る」ことが出来るのではないでしょうか。
少子高齢化で人口が減っていくこの国の将来を考えると、「会社」というある種の"居場所"が担う役割の大きさは増えていく一方だと思います。国や行政が従来担っていたセーフティネットも縮小し、社会からこぼれ落ちる人が増えていくでしょう。心の問題も増えていくと思います。収入格差や機会格差も広がっていくでしょう。
課題先進国とも言われる日本の、そういった一つひとつの課題に向き合うのが、僕らの仕事です。そんな僕らのいる職場、そこもまた、課題解決に向き合う居場所の一つであるべきだと考えています。働き方の多様化、心身のサポートやケア、共働きやシングルペアレントにとっての働きやすい環境づくり、などなど……。やるべきことはたくさんあります。
CAMPFIREの行動指針であるCAMPFIRE WAYの一つにこういうものがあります。「人に優しくあろう。痛みを知っているからこそ、失敗を過去にしたからこそ、他者に優しくできる。」お互いに優しくあれる、そんな会社でありたいし、常に心がけていきたいと思っています。
CAMPFIREへようこそ。
これから、よろしくね。