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家入一真の頭の中

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家入一真が不定期に書くポエムやコラムです。
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#エッセイ

すべての別れは一時的なもの

すべての別れは一時的なもの

会社経営、採用やスタートアップ投資、コミュニティづくりなんかをやってると、たくさんの出会いや別れ、タイミングによる縁の無さなどを日々実感する訳だけど、僕は人との付き合いを短期的に考えてないので、別れ自体に対してそんなに悲観的ではない(死別は抜きにして)。5年10年、20年といったスパンでまた再開したり、共に仕事をしたりといったことは、全くもってある。これは歳を重ねて、わかってきたことでもある。

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One of them であること

One of them であること

“自分”という人間を一つのものとして考えるから、自分探しや自己実現なんてものを追い求めてしまう。見せ方なんて気にしてしまう。何者でもない自分、なんて現実を受け入れられず目を背けようとする。”本当の自分”なんて幻想で、あるのは自分という人間の生きてきた時間と状況の変化の積み重ねだけ。

“自分らしさ”みたいなものを内側から描こう描こうとするから、自意識や承認欲求ばかりが肥大化して、破裂しそうになる。

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見えない編み目にフックをかける

見えない編み目にフックをかける

掃除から始める友人の哲学者、苫野一徳さんと対談した時に、こんなことをお話しされていた。「何をやればいいのかわからない、と悩む子には、台所でも良い、部屋でも良い、まずは掃除から始めると良いよ。とアドバイスしています。」と。

また別の友人。お坊さんの松本昭圭さんは、#templemorningという活動を通じて、朝のお寺の掃除メンバーを定期的にツイッターで募集されているのだけど、「人とのつながりを求

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やさしさ、 ってなんだっけ

やさしさ、 ってなんだっけ

僕はよく「やさしい」という言葉をよく使います。CAMPFIREの行動指針にも「他者にやさしくあろう」とはっきりと入っています。他の活動や発言にも、結構昔から使っているはずです。

周囲の子やスタッフにもよく聞かれます。家入さんの言う「やさしさ」ってなんですか、と。それは甘やかしと違うんですか。そう。「やさしさ」と「甘やかし」。似てるようで違う。違うようで似てる。

でも僕の中では、明確に、定義が違

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