家入 一真

個人の可能性を解放するプラットフォームと居場所づくり。CAMPFIRE代表、BASE共…

家入 一真

個人の可能性を解放するプラットフォームと居場所づくり。CAMPFIRE代表、BASE共同創業、ペパボ創業、NOW代表、リバ邸創設、ブクログや渋谷オンザコーナー、しぶや花魁をつくったり。現代アート蒐集も。長野の森にいます 以前のブログ https://ieiri.net/blog

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  • 家入一真の頭の中

    家入一真が不定期に書くポエムやコラムです。

  • こんな僕でも社長になれた

    2007年出版「こんな僕でも社長になれた」全文公開です。 貧乏、イジメ、登校拒否、ひきこもり、両親の離婚、月収6万で新聞配達・・・それでも人生は変えられる!ユーザー50万人を擁する革命的レンタルサーバー「ロリポップ!」を開発、今や年商13億まで登りつめた、paperboy&co社長・家入一真のサクセスストーリー。今話題の「ナナロク世代」の風雲児が、人生のカベに悩むすべての人々へ、勇気と感動、そして成功のヒントを捧げます。

  • 家入一真 著作 全文公開

    家入一真の過去の著作を全文公開していきます。まずは「さよならインターネット」から。今後他の本も公開していきます。

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    新装版 こんな僕でも社長になれた

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    なめらかなお金がめぐる社会。あるいは、なぜあなたは小さな経済圏で生きるべきなのか、ということ。

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    さよならインターネット まもなく消えるその「輪郭」について (中公新書ラクレ)

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すべての別れは一時的なもの

会社経営、採用やスタートアップ投資、コミュニティづくりなんかをやってると、たくさんの出会いや別れ、タイミングによる縁の無さなどを日々実感する訳だけど、僕は人との付き合いを短期的に考えてないので、別れ自体に対してそんなに悲観的ではない(死別は抜きにして)。5年10年、20年といったスパンでまた再開したり、共に仕事をしたりといったことは、全くもってある。これは歳を重ねて、わかってきたことでもある。 一期一会だとか、繋がりを大事にしようだとか、そういう話では無くて。むしろ、そうや

    • 本棚が開くドア - ブクログの原点と20年

      個人サービスとして、web本棚サービス・ブクログをリリースしてから、気づけばもう20年が経っていました。25歳当時、一人で開発してたところから途中でペパボ社へ、そして今ではペパボ社からバトンタッチし、ブックオフグループが運営しています。 もう僕自身はサービスから離れてしまっている訳ですが、20周年ということで良い機会だし、開発当時の思いを書いてみたいと思います。ブクログに限らず、僕がプロダクトをつくる際に大切にしている「どんな世界を実現したいか」という思想・哲学のお話です。

      • コモンズ論 - レイヤーで重なり合う居場所

        この記事は2023年CAMPFIRE Advent Calendar 24日目の記事です。ですが、これを書いている今はすでに大晦日の夜です。まずい。毎年こうだ。今年のnote、今年のうちに。 クリスマス、自分の誕生日、そして大晦日とイベント盛りだくさんな年末なのですが、「良いお年を」なんて言葉を聞くたびに少しだけ寂しい気持ちになるのは何故でしょうね。 「2024年にチャレンジしたいこと」というテーマでサラっと書くつもりが、久々ということもあり近況報告や最近興味があることも

        • 親鸞が好きすぎてAI仏を作った話

          noteに書こうと思いながら時間が経ってしまった。改めて、振り返りも兼ねてまとめておきます。お悩みにGPT3.5を搭載したメカニカル仏がお答えするサービス、HOTOKE AI を個人的に立ち上げました。 (「メカニカル仏」は電グルオマージュ) なぜ作ろうと思ったのか去年からGPT3を利用したクラファンジェネレータなどを開発していましたが、この応用でAIカウンセラーが作れないか?なんてことをぼんやり考えていました。 そんな矢先にGPT3.5 APIが3月2日にリリースされ

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        記事

          経営者の敗北

          初めて起業した約20年前から、経営においてずっと大事にしているポリシーがある。それは「辞める仲間は絶対に引き止めない」ということ。たとえそのメンバーが抜けることが、どれだけ会社にとって痛手であったとしても、一言でも「辞める」と明言された場合には決して引き止めない。もちろん交渉もしない。 引き止めるという行為は、覚悟を持って「辞める」と決断したその意志を侮辱することでもあると思う。また、引き止めようと執着すればする程、最終的にお互い悪感情を持ったままの別れになることもある。そ

          経営者の敗北

          クラファンのハードルを下げるべく、AI作成支援を作った話

          こんにちは。CAMPFIRE代表の家入です。 いや、しれっと上に「10日目の記事です」とか書いてますけど。これ書いてる今、12月21日。10日以上も遅れています。本当にすみません。 という訳で、ようやくです。いつもだったら経営者っぽく、1年の振り返りとか、ビジョンの話とか書くところですが、毎年同じようなことを書いている気もするので今年は趣向を変えてみました。 結論から言うと、OpenAIが提供するChatGPT APIを使って、クラファン作成支援プログラムを個人的に作っ

          クラファンのハードルを下げるべく、AI作成支援を作った話

          カラフルな世界を目指して

          この記事は2021年CAMPFIRE Advent Calendarの記事です。初日!昨年はこんな記事を書きました。 改めまして、こんにちは。CAMPFIREで代表をしている家入(@hbkr)です。カニエ・ウェストが ye に改名したので僕も ie にしようと思っています。やばい、後少しで今日が終わる。何を書こう…そうだ。 交換とはなにか突然ですが、実話かどうかは不明ですが僕の好きな話があります。大阪のある町で、50円玉を50円で売っている、路上生活をされてる方のお話。「

          カラフルな世界を目指して

          2020振り返りと2021これから(と、おすすめの5冊)

          あけましておめでとうございます。 毎年、CAMPFIREとして1年のテーマを掲げることにしていまして、昨年2020年のテーマは「選択と集中」でした。2020年以前に立ち上げた様々な新規事業や、買収により増えた事業を整理し、経営資源を集中させ筋肉質な組織にすることが目的でした。そして、その目標はほぼほぼ達せられたと思います。 両利きの経営にもあるように、「探索と深化」といった両利きでの経営を心がけていますが、私たちのようにまだまだ組織も資金も小さなベンチャーでは両方を同時に

          2020振り返りと2021これから(と、おすすめの5冊)

          想い出はモノクローム

          電話が鳴るのは、いつだって、突然だ。11時19分だとか、3時53分だとか、全くもって切りの良くない時間に、脈絡もなく、こちらの都合などお構いなしに、突然けたたましく鳴り響く、当たり前のことだけど、僕はそれをとても暴力的に感じる。電話は苦手だ。大抵の場合、僕は着信を告げるスマホの画面をただただボーッと眺めて、留守番電話に切り替わるのを待つ。そう、いつもなら。 そんな僕なのに、つい出てしまう電話、というものがある。あり得ない時間に、あり得ない相手からかかって来る電話だ。そんな電

          想い出はモノクローム

          個をエンパワーするプロダクトとその思想

          この記事は2020年CAMPFIRE Advent Calendarの25日目の記事です。ラスト。 こんにちは。CAMPFIREで代表をしている家入(@hbkr)です。最近はめっきりプロダクトの話をしてなかったなと思い、こうしてアドベントカレンダーを書くことにしました。長らく文章を書くことをサボっていたために、構成も文章も荒いですが、読んでいただけましたら幸いです。 プロダクトで思想を伝える今でこそすっかりコードを書かなくなってしまいましたが、僕は元々デザイナー上がりのエ

          個をエンパワーするプロダクトとその思想

          コロナによる不安のなか、子育てで悩まれている方へ

          起業家のメンタルヘルスについて、この数年、課題意識を持って声を上げてきましたが、コロナにより繋がりが分断され、不安な中でこれからの生き方や働き方を自らの意思で決め、選び取っていかねばならない「誰もが起業家たりうる時代」に、すべての方にオンラインカウンセリングが必要であると、改めて強く感じます。長期化も予想されるこの状況の中で、cotreeとして以下のような取り組みを立ち上げました。 cotreeが今回始めたメンタルサポートプログラムにおいて、コロナによる不安の中で子育てをさ

          コロナによる不安のなか、子育てで悩まれている方へ

          「ここにいてよかった」と思える場所を目指して

          新型肺炎の感染拡大に関して、日本国内において完全に潮目が変わったと認識し、急遽マネジャー陣で今後の対策について議論の上、方針を決定し、全社方針として以下のリリースを出しました。 スタッフ及びそのご家族、ステークホルダーの皆様の安全確保のため、また、周囲への感染拡大防止のため、皆様のご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。 ……なんて、固い感じの書き出しでしたが、「会社とはどんな場所であるべきか」「CAMPFIREとしてどうありたいか」をこのタイミングで改めて文章にし

          「ここにいてよかった」と思える場所を目指して

          One of them であること

          “自分”という人間を一つのものとして考えるから、自分探しや自己実現なんてものを追い求めてしまう。見せ方なんて気にしてしまう。何者でもない自分、なんて現実を受け入れられず目を背けようとする。”本当の自分”なんて幻想で、あるのは自分という人間の生きてきた時間と状況の変化の積み重ねだけ。 “自分らしさ”みたいなものを内側から描こう描こうとするから、自意識や承認欲求ばかりが肥大化して、破裂しそうになる。逆に、他者のために何が出来るか、今いる居場所で何が出来るか、など自分の”外側”を

          One of them であること

          こんな僕でも社長になれた - #全文公開 にあたって

          貧乏、イジメ、登校拒否、ひきこもり、両親の離婚、月収6万で新聞配達・・・それでも人生は変えられる!ユーザー50万人を擁する革命的レンタルサーバー「ロリポップ!」を開発、今や年商13億まで登りつめた、paperboy&co社長・家入一真のサクセスストーリー。今話題の「ナナロク世代」の風雲児が、人生のカベに悩むすべての人々へ、勇気と感動、そして成功のヒントを捧げます。  お待たせしました。一番最初に出した書籍、「こんな僕でも社長になれた」の全文公開です。2007年なのでもう12

          こんな僕でも社長になれた - #全文公開 にあたって

          こんな僕でも社長になれた - 新装版にあたって

           こんにちは、家入です。  この本を出したのが二〇〇七年。paperboy&co.を立ち上げて五年後のことでした。そして再出版にあたり、この後書きを書いている今が、二〇一二年。  そうか、もう最初の起業からちょうど十年たったんだ。  二〇〇七年にたちもどって後書きを書くというのは、タイムマシンで過去に行ったようで何だか不思議な気持ちです。  あれから更にまた色々やらかすよ、お前は。  僕は当時の僕に、そう、こっそり教えてあげたい。  そう。この本を出した後にもまた、色々と

          こんな僕でも社長になれた - 新装版にあたって

          こんな僕でも社長になれた - 解説 佐々木俊尚

           家入さんとのつきあいはもう六年以上になる。最初は酒も飲めない控えめなオタク青年という外見だったのが、今ではすっかりイケメン化し、夜の六本木西麻布界隈を騒がせる「遊び人」風になった。しかしそういう外見の変化とは裏腹に、彼の心の中にある繊細さと誠実さは、驚くほどにずっと変わっていない。  最初に会ったのは、二〇〇六年六月七日午後のことである。なぜそこまで日にちを正確に覚えているのかと言えば、取材メモが手もとに残っているからだ。だいぶ前に休刊してしまった小学館の青年誌『サブラ』

          こんな僕でも社長になれた - 解説 佐々木俊尚